食べることは、健康を維持しイキイキと毎日を過ごすために重要です。しかし、気分や体調によって食欲がなかったり、体が受け付けてくれないということもあります。消化器系のトラブルの場合もありますが、お腹をこわすのではないかという不安や、さまざまなストレスが食欲に影響することは、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
にんにくのにおいとコクが食欲を増す
にんにくの代表的な効果に「スパイス効果」があります。にんにくを入れることで食べ物にコクがでます。また、肉や魚のいやなにおいを消し去ってくれます。これは「マスキング効果」といいます。これらが重なって、食欲が増し、栄養素を十分補給できるようになります。交感神経を刺激することは、食欲の減退につながるはずですが、にんにくのにおいと、食べることによる味や料理に与えるコクが、食欲を増すことにつながっているのです。
また、食経験による反射が、「この香りや味の料理はおいしいうえに、必ず体調がよくなるのだ」というような信号を脳に送ることになるものとも考えられます。とにかく、にんにくは古くから料理のスパイスとして使われてきました。スパイスを上手に使って、おいしく楽しく食べることは、健康維持に大切なことなのです。
(監修:医学博士 有賀豊彦)
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