古くからにんにくのもつ強力な殺菌・抗菌作用は、ペストやチフスなど疫病の厄よけとしても活躍してきました。近年では、大腸菌O-157や、食中毒から体を守ってくれる食材としてさらに注目を集めています。
にんにくは食中毒の防止と、味わいを高める
にんにくをスライスしてサラダ油に浸すと、アリシンは早めに姿を消して、数個がからみ合った状態のアホエンが発生します。アホエンには、アリシンと同等の殺菌力があり、O-157(病原性大腸菌)などの食中毒菌にも有効と考えられています。さらに、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)についても殺菌効果が確認されています。お刺身を食べる時など、にんにくをすりつぶしてほんの少ししょうゆやタレに混ぜると、食中毒の防止になり、味わいも高まります。
(監修:医学博士 有賀豊彦)
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