眼精疲労

にんにくの成分アリイン・スルフィドが 眼精疲労 を予防

急激な視力低下を放置しておくのは禁物

パソコンや携帯電話などの普及に伴って、眼精疲労に悩まされる人が増加しています。目の奥が痛む、チカチカする、充血するなど症状はさまざまですが、人によっては目の症状だけでなく、首や肩のこり、頭痛、吐き気などを伴う場合もあります。また、急激な視力低下は、白内障(目の中でレンズの役割をする「水晶体」が濁る病気)の疑いもあるため、単なる目の疲れと思い込んで放置しておくのは禁物です。

にんにくは目にあらわれるさまざま症状を予防

目の網膜には、物の形や明暗、色彩などの情報を受け取るたくさんの感覚細胞があります。人間がキャッチする情報の約80%以上は目から収集しているといわれるほど大きな役割を果たしているため、その分多くの栄養を必要としています。

東洋医学の世界では、「肝臓と腎臓の不調は眼にあらわれる」といわれるほど、密接な関係にあるとされています。特に肝臓は「血の貯蔵庫」といわれるように、体中の血液の老廃物を分解・解毒して、腎臓に送り、尿中に排泄することによって血液を浄化します。また、きれいになった血液に栄養を与える役割をもっています。にんにくが腎臓に与える機能には、血圧を上昇させるホルモンの抑制、ナトリウムの再吸収の抑制などがあり、尿量を増やし、血圧を下げる働きもあるのです。

にんにくの栄養成分であるアリインやスルフィドは、肝臓や腎臓の働きを整え、また、血糖低下作用を介して、眼精疲労、目の老化、白内障、飛蚊症(目の前を蚊が飛ぶように見える症状)など、目にあらわれるさまざまな症状を予防し、視力低下から目を守ってくれます。

(監修:医学博士 有賀豊彦)

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