にんにくには植物学上の花はなく、とう立ちした先端に総苞(そうほう)と呼ばれる、黄色のかわいい「花状」のモノがつきます。これは、中国野菜の花ニラとよく似ています。しかし、花言葉はちゃんとあり『勇気と力』。スタミナの源「にんにく」に相応しい花言葉ですよね。
にんにくの花のつぼみはそのままにしておくと、花の方に栄養がいってしまうため、にんにくが大きく育ちません。そのため、花は咲く前につぼみを取ってしまいます。実は、にんにくの生産者でも花を知る人は少ないのです。
ちなみに、スーパーなどで売られている「にんにくの芽」は、ほんとうは芽ではなく、球を太らせるために切った若い花の茎なのです。中国では、昔からこの茎を食用にしており、戦後、日本でも輸入されるようになりました。においが少なく、やわらかくて甘みがあり、炒め物にぴったりです。中国では、育ちはじめの若い葉も好んで食べられており、それが「葉にんにく」です。
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That's にんにくの芽
中華料理の炒め物などでお馴染みの食材「にんにくの芽」。
シャキシャキとした歯ざわりの良い食感は、男性のみならず女性にも人気があります。しか...